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亀山駅 (三重県)[かめやまえき]
亀山駅(かめやまえき)は、三重県亀山市御幸町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。 == 概要 == 名古屋駅(名古屋市)とJR難波駅(大阪市)を結ぶ関西本線と、当駅を起点として紀伊半島を海沿いに走り和歌山市駅(和歌山市)までを結ぶ紀勢本線の2路線の接続駅となっている。このうち関西本線を当駅の所属線〔『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年〕としている。かつては日本国有鉄道(国鉄)のみの管轄であったが、1987年4月の国鉄分割民営化によって当駅は会社間の境界駅となり、関西本線の名古屋方面と紀勢本線(新宮駅まで)がJR東海、関西本線の奈良方面がJR西日本に継承された。 駅構内には、JR東海の亀山運輸区と亀山変電所、JR西日本の亀山鉄道部と亀山指令所(大阪総合指令所の分所扱い)がある。国鉄時代は天王寺鉄道管理局の管轄であった。その後、1987年3月に名古屋鉄道管理局に移管され、民営化により、9つあるJR東海在来線のJR他社境界駅の中で唯一、JR東海の管轄駅となった。また、保安装置に関しても、JR東海は現在在来線全線でATS-PTを使用しているが、ATS-P車上装置を設置していないJR西日本キハ120形気動車が乗り入れる関係上当駅構内のみATS-STが使用されている。 かつては、機関区や客貨車区などが置かれた三重県内でも鉄道の要衝であり、名古屋方面・京都方面から来る多くの優等列車が、当駅を経由して伊勢・南紀方面に向かっていた。しかし四日市 - 津間は当駅経由では大きく迂回するルートであり、また当駅の配線上スイッチバックを強いられるため、短絡ルートである国鉄伊勢線の建設が検討されるようになった。そして1973年に伊勢線が開通すると名古屋方面の優等列車の大半は同線経由となり、モータリゼーションの普及も加わって、徐々にローカル輸送へとシフトしていくことになった。伊勢線開通後も寝台特急「紀伊」は当駅経由で運行されていたが、1984年に廃止され当駅に停車する特急列車が消滅した。さらに京都方面からの急行列車も運賃と速度で勝る近鉄特急に客足を奪われ1987年に消滅した。そして2006年3月18日のダイヤ改正で急行「かすが」が廃止されたのを最後に、当駅に停車する優等列車が全て消滅した。かつて賑わっていたことを示すのが駅構内の広さであり、東西方向に1km以上に渡って続いている。 快速列車・普通列車のみが発着する。関西本線名古屋方面および奈良方面(加茂駅で乗り換え)・紀勢本線の3方向での運行形態となっており、当駅をまたいで運転される列車は設定されていない。3方向とも日中は1時間に1本のみの運転である。なお、奈良方面については、過去に線路の保守工事のため第2土曜日の日中に運休する列車があった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亀山駅 (三重県)」の詳細全文を読む
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